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旅のはじまり
北東北の祭や風俗、風景などをご紹介します。

桧木内川堤の桜/角館の桜
東北でも3本指に入る桜の名所「角館」。今年は満開になるのが少し早かった上、季節外れの雹で少し花が落ちてしまったらしく取材に訪れた4月下旬の武家屋敷はちょっと静かな感じでした。

それでも明暦2年(1656)に佐竹義明(よしはる)の妻がお輿入れの際に京都三条西家から持ってきた苗木3本が植え継がれ増えた、と伝えられる152本のシダレザクラは咽び返るほどの豪華さで、武家屋敷群の黒塀と相まって見事な景観を醸し出しています。

武家屋敷群から歩いて数分の桧木内川堤のソメイヨシノの並木は、両岸遥か遠くまで続いており、こちらは見頃でした。(上写真)余談ですが、ソメイヨシノの開花北上の速度は人が歩くスピードと同じ時速4Kmだそうです。

しだれ桜
武家屋敷のしだれ桜 角館地図

角館の桜は、(財)日本さくらの会から「さくら名所100選」に選ばれていますが、伝統的工芸品の「樺細工」も桜の皮を使ったものですし、最近では秋田名物の稲庭饂飩に桜を練り込んだピンク色の「さくらうどん」や、桜を酵母に利用した「桜ビール」までまさに桜一色に染まります。

樺細工
人力車 角館の桜の楽しみ方は十人十色ですが、最近の話題は人力車。駅前の「桜風亭」さんは人力車のお店。ピカピカに磨かれた銀輪の人力車に揺られながら武家屋敷を「流す」のもオツです。2人乗りで15分の「ちょい乗りコース」2,000円ほかいくつかのコースが用意されています。
桜イラスト
武家屋敷のポスト

自分で気ままに散策したい方は、レンタサイクルがお勧め。駅前の「花場タクシー」さんで、1時間300円〜。「青柳家」「石黒家」などの武家屋敷(見学可)、「平福記念美術館」、樺細工製作の実演が見られる「伝承館」など見どころを存分に楽しめます。

欲張りな方には、みちのく桜三大名所の角館、北上、弘前のスタンプラリーや、ミズバショウやカタクリまで範囲を広げて「あきた花紀行スタンプラリー」というのもあります。

写真を撮られる方には今更ですが、朝早くをお勧めします。平日でも朝8時を過ぎるあたりから大型観光バスが押し寄せ、そこから流れ出るお客さんが一斉に武家屋敷に流れますので…。土日はマイカーで渋滞するのは言うまでもありません。逆に早朝の街は本来の顔、生活感溢れるしっとりとした「絵」が撮れること請け合いです。

秋田県県南地域は、水もよく美味しいお酒も多いですから、来春は泊まりで満開の角館を訪れてみませんか?(例年の見頃は4月20日頃です。)

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