紙風船上げは、和紙を張り合わせた長さ6mほどの風船を、バーナーなどで熱風を吹き込んで膨らませ、最下部に灯油を染み込ませて固定した布玉に点火して空に放ちます。
打ち上げはただ中に熱い空気を入れて手を放せばいいというわけではありません。中の空気を均等に温めるために、みんなでゆっくりと風船を回しながら、バーナーで中に熱い空気をためていきます。この時、十分に温まらないうちに手を放してしまうと、風船は上空まで昇りきらずに落ちてきてしまうそうです。
ゆらゆらと天を目指した風船はやがて真っ赤に燃え上がり、静かに闇に吸い込まれていきます。
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